2012年12月25日火曜日

中沢啓治さんのご冥福をお祈りいたします

つい最近、子供がインターの貸出図書として「はだしのゲン」を借りてきた。子供の頃読んだ印象とはまた違った気がしてこの本のことや中沢さんのことを調べたりしたところだった。
私が子供の頃は散髪屋さんとか病院の待合室などには必ず置いてあって、いつでも目に触れるところにあった。子供心にあまりの悲惨な描写に読み進めるのをためらったのをおぼえている。
中沢さんはそういう悲惨な描写をあえてする事で本当はもっと悲惨だった当時の状況を知って欲しかったのだと思う。私が小さい頃は周りにもたまたま塀の影にいて助かった、とか遠くから光るのを見た、という話を聞いたり、語り部、と呼ばれる被爆者の体験談を学校で聞いたりした。
日本は戦争でたくさん悪いことをした。でも原爆を落としたアメリカにも謝って欲しい。喧嘩両成敗じゃ。というゲンの言葉をよく覚えておきたい。
ここドイツでも戦争中の跡をまだたくさん見ることができる。ドイツにいるからこそ見ること、聞くことができることもたくさんあると思うので、忘れず、しっかりと見ておきたい。
中沢さんのご冥福をお祈り致します。

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