2011年6月27日月曜日

ドイツでガソリンを入れる

ドイツのガソリンスタンドは基本的に日本で言うところのセルフ方式。
スタンドに着いたら自分で給油口を開けて、種類別にあるノズルをつかんで給油口に入れてノズルを握る。ノズルは握ったままにできるのでずっと握っておく必要はない。
日本のように1000円まで、とか20リットルまで、というような細かい選択はできるところもあるしできないところもあるようだ。
何を入れるか。間違えると車は動かなくなるので注意が必要。
レンタカーの場合にはくどいくらいに説明されるのでまず間違えはないであろう。ディーゼルと言われたら、間違えずにディーゼルのノズルを選択する。
ちなみにディーゼル車にガソリンを入れると全く走らないのでその場でレンタカー屋に助を求めることになる。
ガソリン車(Benzin)にはSuperとかE10とかいくつか種類があるみたいだ。E10はエタノールが混ざっている。いわゆるトウモロコシとかで作ったバイオエタノールが混ざっているガソリン。これが10%入っている、と言う意味なのかな。最近のドイツのガソリンスタンドでは普通に普及しているようだ。
だが、エンジンが対応しているか、ということも必要なようだがあまりドイツ人は好きではないようだ。
環境に厳しいドイツ人なのに、このあたりはよく分からない。
給油が終わったらお店の中に入って番号を言うと精算してくれる。ここでは、まあ例えば英語でelevenと言っても大丈夫だろうが、elfと言った方が通じ易いであろう。5番までにしか停めないなんていう人もいたが、数字を覚える機会にもなるのでなるべくドイツ語を使ってみたりする。
たいがいコンビニのようなお店が併設されていて、日曜日に唯一買い物ができるところでもある。
ちなみに給油を始めるか車を止めたところで写真を撮られているので給油してそのまま行くってことは考えない方が良い。
ドイツ人は決まり事には厳しいのだ。こんなことで前科者になる必要はない。
また、ドイツのガソリンの価格はどのくらいか、というと日本よりもちょっと高い。円高分を加味してもちょっと高い。円がこれほど高くなかったかつてはもっと割高だったであろう。
ドイツ人にとってもそれは同じはずで、ディーゼル車がはやる所以でもあろう。日本ではそれでもディーゼルではなくハイブリッドであるが。

これも参考になります(2013/10投稿)

ドイツで携帯

ドイツで携帯を使いたいときどうすればよいか?
ドイツの携帯会社は日本と同じくいくつかあるようです。
T-mobile、Vodafoneなどが大手かな。O2というのもあります。
まあ、日本でもそうですが、料金プランが複雑で結局どこが一番得なの?っていうところは使う人次第、という感じになっている。
自分は会社から携帯を支給されているので特に別に持つ必要はない。プライベートで使いたいときは家に帰って固定電話からすればよい。これから帰る、くらいの電話は許されている。
家族用、ということで探している。子供はまだ小さいので奥さん用。
会社の携帯はVodafoneなのでVodafone同士が安いか、というのも考えどころ。
ちなみに日本では自分はソフトバンクでiPhoneを使っていた。このハードをドイツでも使えるか、ということについては詳しいWEBはたくさんあるようなので割愛するが、頑張ればSIMカードを入れるだけで使えるようだ。自分は頑張らなかったのでもっぱらiPODとして使っている。Skypeもあるし、家では電話としても使えるし。
家でインターネット環境があればWi-Fi使ってSkypeの端末として使える、という意味。

話は戻るが、Vodafoneを選択した場合、例えばVodafoneのプリペイド携帯を使うとする。
この場合、Vodafone同士は1通話あたり数十セント、Vodafone以外は1分あたり数十セント、という感じ。あまり気にするような金額差ではない。
ドイツ国外に出ると割高になるがそれでもびっくりするような値段にはならない。プリペイドなので30ユーロとかチャージしておけばそれ以上になることもない。チャージは街中にあるVodafoneショップでもできるし、ガソリンスタンドのようなところでもできる。
意外とこれはおすすめだと思う。
ドイツの携帯はSMSもできるが日本語にはほとんど対応していない。のでローマ字で頑張るか英語にするか、になる。SMSの料金も似たり寄ったりだがローマ字で頑張る気はあまりないのでほとんど使わないかもしれない。
3ヶ月使わないとプリペイドしたものが消えてしまう、とは言われたが在住している間にそうなることはないだろう。逆に帰国するときには後腐れ無くて良い。
ハードは、ピンキリだが、インターネットはしないとか、メールもローマ字じゃやらない、とするとカメラがついているだけのシンプルなもので30ユーロくらいから売っている。

iPhoneも気になる。自分はまあいいが奥さんは気になっているであろう。日本では違う携帯を使っていたが、メールがやりにくいとなると日本語環境にできるiPhoneは気になる。
ショップで設定してみたが、日本語にするのは簡単だった。設定から入って言語のところを日本語にする、だけ。入力はローマ字入力にはたどり着けなかったが、スライドしてやる(なんて言うか知らないけど)入力はできた。
O2ショップでは700ユーロ弱する本体を一気に買うか、24分割で買うか。その他月々は最低20ユーロ。いくつか条件はあるが100分くらいの通話がついている。
Vodafoneでは本体200ユーロくらいと初期費用25で始めて、月々は30ユーロ。
Weekdayの通話は60分まで無料、Weekendの通話はどの携帯にかけても無料(おそらくは国内のみ)。インターネットは200MBまでは無料、それ以上はできることはできるが回線が遅くなる。(その他にもプランはあったが割愛)
最初の24ヶ月は解約不可。その次もさらに24ヶ月。その後は1年おきに解約可能。解約する際は3ヶ月前に告知する必要有り。
ということで帰国の際はちょっと面倒。
家族と合流するのはもう少し先なので、もう少し考えることにする。

2011年6月26日日曜日

ドイツでのワイン

我が家では甘いワインは敬遠されてきた。
どちらかというと、Cabernet Sauvignon、MerlotやSyrahといった重たい料理に合うワインが好きだ。
本気飲み(?)、でワインとおつまみで飲み続けるときもだいたいそう。夕飯から始まって夜中まで飲んでいたら2,3本空いていたということはたまにあるのだが、これは飲み過ぎか、と今は反省。
真夏の暑い盛りにはよーく冷やしたChablisやSoaveなども好きだ。でも甘いのはちょっと。。
というわけでドイツワインはあまり我が家の食卓には上がらなかった。
しかし、こちらに来るとやはり自国のワインはおいしい、という人は当然いるわけで何かとドイツワインを飲まされる。(数人で食事に行ったときなどグラスよりもボトルを入れよう、というようなときに選択権がないとそうなりがち)
まあ、嫌いではない。(お酒が好きなだけかも知れないが)
でも、やっぱりお酒飲みは辛党、って言われるくらいだし甘いのはどうも。
Rieslingやアイスワインはおいしいよ、と言われてもどうも試してみようとも思えない。まあ、今度ワイナリーに行ってほんとにおいしいドイツワインを探してみよう、とは思っている。

と、言うわけで昨夜同僚と食事をして2次会でIrish barに行ったのだがGUINESSはあえて飲まずKILKENNYを飲む。その次はDryなワインを飲んだ。(グラスだったのでなんだったか忘れた)
GUINESSやKILKENNYについては別途触れたいが、Irelandに出張したときに当地で飲んだのと比べると気が抜けた感じが否めなかった。

車購入その4

予算や走行距離のことを話していたら、数日前に入った車があるので、見てみるか?ということになり、お店の裏に連れて行ってくれた。ここに最終的に購入することになる車が置いてあった。
シトロエンって日本人の目からするとちょっと変わったデザインなのでどうせなら赤とか目立つ色でドイツ内でも目立つようにしようか、と思っていたのだが、そこには真っ白の車があった。
オートマ、ガソリン車。Exclusiveというちょっとオプション車のような感じ。予算内!をを。
3年落ち、3万キロ弱の走行距離。外観はとてもきれい。
試しに試乗できるか聞いてみた。OK、とのこと。何なら近くのランプからアウトバーンを飛ばしてみるか?というのでちょっと迷ったが試乗することにした。何時間乗りたい?と聞かれたので、1時間と答える。もっと長く乗る人いるのかな??
いくつか手続きをして試乗用のナンバープレートをつけてくれた。最初は営業の人が運転して使い方を説明してくれる。その後は、「じゃあ1時間後に」ってことで一人で運転する。
このとき必要なのは
・パスポート
・国外運転免許証
・連絡先の住所と電話番号、くらいだったかな。

もちろんシトロエン車に乗るのは初めてでこの種のオートマもちょっととまどった。ベタ踏みすると回転があがるまでちょっと時間がかかる。シフトはロー側に変わるのだがちょっと回転が上がるのが遅いので減速してしまいそうになる。
で、完全につながって回転が上がると一気に加速。オートマなのだが、ある意味シフトチェンジはManual感があるのかな。普通に加速する分にはスムーズにつながるが、一気に加速すると頑張ってつないでいる感じ。
ちなみにオートマでは普通のクリープ動作がない。一旦停まるとパーキングブレーキが効くのでそのままブレーキから足を話しても停まっている。坂道発進を手動でのパーキングブレーキ操作をしなくても良いようにしているためだ。これが効くのは約2秒間。その間にアクセルを踏めば坂道でも後ずさりしない。

まあ、でも気に入った。ディーラーに帰り、返事は今週中にする、と言って帰途につく。

車購入

さて、いろいろと車種を絞ったら車屋さんに行く。
参考までに、車の検索サイトは以下のようなWEBがある。
http://www.autoscout24.de/
新車価格や中古の価格が分かる。中古屋さん以外にも個人売買の登録もある。個人売買すると消費税19%がかからず安く買える、という利点はある。どう交渉するか、はちょっと大変だが。
ドイツ語のしゃべれる同僚に頼んでみる、など手はあるだろう。そう言う手が使えない人は車屋さんに行くのが無難か。

ここで、近所で登録されている車やだいたいの相場に見当をつけておく。中古屋さんもすべてを掲載しているわけではなく、行くとその他の在庫も調べてくれたりする、と聞いた。
私の場合には近所のディーラーで中古車で登録されている中から探した。
デモカーで、結構安くなっているのがあったので、それに目をつけて訪問してみることにする。
ドイツではたいがいそうだが、何か訪問したりするときにはあらかじめアポを取っておくことが一般的。日本だとディーラに飛び込んだら喜んで営業の人が寄ってくるのだが、あまり期待しない方がいい。
いきなり行くのもちょっと不安だったので2,3日前にディーラーの近くに車を止めて歩いて行って様子を伺ってみた。ちょっと怪しい人だった。。
掲載されている車を外から発見することはできなかった。

いろいろ考えるのが面倒になり、数日後の平日休みに特にアポも取らずに行ってみた。(ドキドキ)
 車を止める
  日本ならここで営業さんが寄ってくるが誰もいない
 お店に入ってみる
  やはり誰も近づいてこない
 奥に座っている偉い感じの人に話しかけてみる
  やっと始まった。。

中には新車しか展示していないがとりあえずねらっていた車種について聞いてみる。
ちなみに私はドイツ語はほとんど分からない(全くといってもいいが)。英語で聞いてみた。ドイツではたいがいここで英語を何とかしゃべってくれるか、しゃべれる人を探してくれる。
今回は何とかこの人と英語で会話が始まる。

しかし、なんというか、けんもほろろ。相手にされていない感が大きい。。ここでくじけたらこのディーラでは買えない。
中古はどこだと聞いたら外、と指さされたので一人で歩いていく。くじけそうになったが、まあ気を取り直し目当ての車種が並んでいるところを発見。WEBに掲載されていたデモカーはなかったが4台くらい並んでいる。Manual/オートマ、ガソリン/ディーゼル位は何とか見た目や表示で分かった。ちなみにガソリン車はドイツではBenzinと表記されている。
重要なのは3列目のシートだ。どんな乗り心地なのかは確認したい。で、中をのぞき込んでいたらやっと別の営業の人が出てきた。英語でしゃべってみたら何とか大丈夫そうだ。やっとの事でいろいろと聞き始める。この人はいい人だった・・・ 中をあけていろいろと説明してくれ、3列目のシートや子供のチャイルドシートのことなどもいろいろと説明してくれた。
長くなったので、改めます。

車購入

せっかくドイツに住んでいるのでドイツ車に乗りたいところ。
必須の条件からはVWのシャランかトゥーラン。あとはメルセデスRクラスかVクラス。
ドイツ車にこだわらなければ、フォードとかでも多人数乗れる車はある。

新車か中古か、というところでも予算は効いてくるのだが、新車だと3ヶ月待ちも当たり前、と聞かされたのと、予算の都合もあり中古にすることにする。

予算の都合から条件の優先順でメルセデスのR,Vクラスは除外(予算)。本当はRクラスが一番乗りたかった車。
シャランも結構高い。最近のスライドドアのは意外と(?)高く、Rクラスのちょっと古いのと比べても同じくらい。だったら無理してRクラスでもいい。でも予算の都合でどちらもボツ。
中古でも30000ユーロを超える。円高とは言えサラリーマンだ。。。
シャランの古いのは、ちょっとかっこわるい。
トゥーランは、四角くってデザイン的に気に入らない。
BMWは運転するには楽しそうだが5人乗りの車に3人乗るのもちょっと手狭。後ろの席が狭い。
アウディではこの種の車はほとんど無し。オペルもちょっと。。スコーダもいまさん。ポルシェ?論外。トラバント?あり得ない。。。
うーーん。と悩む。

海外に住んだらその自国の車、と決めていたのだがこうなるとちょっと視野を広げ、欧州車、としてみる。
7人乗れる車、ってほんとに少ない。日本のようなミニバンって欧州に視野を広げてもあまり無い。

で、いろいろ検討したあげく、傘歯車の車に決めた。シトロエンのGrand Picasso C4。
シトロエン車は日本にも入っていて、同じ車種も入っている。日本ではC4ピカソ。
こちらではもう少し幅広い選択肢になっている。でも7人乗れるのはGrand Picassoのみ。この中でもガソリン/ディーゼル、マニュアル/オートマ、排気量1.6L/2.0Lなど選択肢はいくつかある。
フランス車はフランスで買うよりドイツで買う方が安い、とも聞く。お互いに参入したいために自国よりも安くしているとか。本当に比べたわけではないのでよく分からない。

さて、その次は良さそうな車を見つけてディーラーに行って車の試乗や諸々の交渉、質問など。

2011年6月22日水曜日

車購入

ドイツで車を購入するには
・パスポート
 外国人が買うに当たってはまあ、当たり前か。
・ドイツで有効な免許を持っている
 日本で発行してもらう国外免許では6ヶ月は大丈夫。それ以上はEU免許に切り替える必要があるが、購入するときには国外免許でも問題無し。。
・住民登録をする
 ドイツに住民登録をして住民票を出す必要がある。
 住民登録をするにはいくつか条件は必要であろう。労働許可をもらうとかの手続きなど。
・税金引き落としのための銀行口座
 銀行口座を開くには住民登録も必要。順番は住民登録が先となる。
・保険に入る
 こちらでは強制とか任意とか区別無く、保険に入らないと車が買えない。あえていうなら強制保険で、かつ内容を選べる、という感じか。
 まずは保険会社に連絡し、保険番号をもらえば、購入手続きは進められる。
 弁護士保険も必要。

まあ、いくつかステップを踏まねばスタートラインに立てない。
これらの条件が整えば、車を購入できるわけだが、あとは日本と同じく新車を買うか中古を買うか。
何に乗りたいのか、と自分で決めることがたくさんある。
面倒なので何でもいいや、という人はそうするとして、自分なりの都合や好みは当然ある。
・予算
・中古か新車か
・何人乗れるか
 我が家は5人家族なので小さい子供がチャイルドシートで乗れることを考えると5人乗りでは手狭。
 日本のようなミニバンはドイツでは流行っていない。
がまずは必須の条件か。
その他は好みも入ってくるが
・ディーゼルかガソリンか
・オートマかマニュアルか
・どこのメーカーか
・見栄えはいいか??
などから絞っていくのかな。

長くなったので、日を改めます。

2011年6月21日火曜日

ドイツ車について

ドイツでは車は右車線、左ハンドル、は、まあいいとしてマニュアル車が多い。日本とほぼ逆の比率か?そして欧州車に多いディーゼルエンジン。
メルセデスのEクラスなどでもディーゼル、マニュアルは当たり前。
レンタカーを普通に借りるとまずディーゼルエンジン、マニュアル車が出てくる。
日本ではあまり流行らないディーゼルだがこちらでは環境、燃費、価格などもあってディーゼルが多い。ちょっとエンジン音がうるさいかな、という感じ。
ちょっと前まではエアコンもほとんどついていなかったそうだ。

車を購入するまでは会社がレンタカーを貸与してくれる。レンタカー屋で出てきたのはフォルクスワーゲンのゴルフ。日本でも最近はよく見るが、これはなかなか取り回しも良くて気に入った。
予想に反して、オートマ。ナビもついてた。1ヶ月以上の契約ということでいいのが出てきたのかも。走行距離も1万キロくらいでとても新しい。
ディーゼル車なのだがとても静かだ。細かいところに気遣いが感じられるとてもいい車だ。
高速を走っていても後ろの席と普通に会話できるし追い越しのための加速もスムーズ。いつの間にか130km/hくらい出ていても普通に安定している。
アウトバーンの速度無制限のところで155km/hくらいまで出してみたがエンジン音がうるさいわけでもなく、とても気持ちよかった。

Pfifferling

日本語に訳したらシャントレル、と出てきた。6月のこの季節に出てくるキノコ。
おいしいよ、と教えてもらったので早速スーパーで買ってみた。木の籠みたいなのに入って売っている。500gで3.99ユーロ。
触感はエリンギみたいか?ちょっとこりこりしている。味はまあおいしい。
スパゲティーのクリームソースに合いそうだったのでスパゲティに入れてみた。
普通においしいキノコだ。これは覚えておこう。ベーコンなどと一緒に炒めてもおいしいだろう。

たまにおいしいイタリアンのお店に茹ですぎていないパスタはあるが、ドイツでパスタを頼むと何故ここまで茹でた?という”くたくた”のスパゲティが出てくる。そしてしょっぱい。
アルデンテがないのだ。茹ですぎないで、と頼んでもたいがいだめだ。
スパゲティは自分で作るに限るのかな。
日本から考えるとドイツとイタリアって近いので同じようなものが出てきそうなのだが、なかなかそうはいかないようだ。

2011年6月20日月曜日

住む所

赴任前に出張が数回あり、その際住む所を探した。
赴任後では忙しくて探せなかったり、ホテル暮らしが長いのも経費的に大変、ということもあった。
出張中ということもあり、極短期間での探索、アポ、訪問、とあわただしく回りその中から条件を絞って悩んだあげくに決めた。
決めた、のだが、なんと決まらなかった・・・ドイツでは住人よりも大家の方がかなり権限が強いようで、一定の募集期間の間にオファーがあった人から都合の良い人を選ぶ、ということのよう。需給のバランスにもよるのかもしれない。
大家としては
・信頼のある会社に勤務している(ちゃんと家賃を払ってくれる)
・長期にわたって住んでくれる(安定収入になる)
・安心できる人である(壊されたりしない)
などから選ぶのではないか、と推測する。
まあ、ドイツにも知られている会社に勤務しているつもりであるし、1、2年で帰るわけでもないのでかなり優良な住み手ではあると思うのだが、この物件、大家から断られてしまった。
まあ、「ようこそドイツへ」ってことかな、と割り切る。振り返っても良いことは一つもない。

そういうわけで、赴任後に改めて探すこととなった。
その間はホテル暮らし。ホテルといっても経費節約のため毎日クリーニングも入らないようなアパートホテルだ。タオルも週に2回しか替えてもらえない。耐える時、と考えよう。
それにしても狭い。耐えよう。。

ところで、どうやってアパートを探すか、だが、なんとか会社が手伝ってはくれるのだが、希望に合う物件が少ない。
・家族の構成人数(子供あり)による部屋数
・子供の学校に通える所
・会社にほどよく近い
は最低限としてもドイツではなんと、キッチン付きの物件がほとんどない。
最初聞いたときは「は?」と理解できなかった。ドイツ人はキッチン持って引っ越すのか?未だ理解できず。
この段階で物件の数はほぼ10分の1になる。その中から場所、広さ、駐車場有無、地下か路駐か、環境など優先順をつけていくしかない。
築年数もびっくりするようなものがごろごろ。1900年に建ちました、って書いてある。きっと数年の誤差込みだ。
ドイツでは大きな地震も無いし戦争で壊れてなければ平気で100年以上建っている物件が山ほどある。
大まかには
・戦前から建っている100年物件
・戦後に建った東西ドイツ時代のもの
・比較的新しいもの
といったところ。勤務地は旧東ドイツ地区であるため戦後の旧東ドイツ時代のものはあまり質が良くない。
そんな中から、探したタイミングで出てきた物件、大家さんの思惑などから見学してから決めるまでに期限を切られたり、といろいろと条件が錯綜し、出張時のような他人に決まる、ということもあり得る中で何とか住む所を決め、大家さんからもOKをもらい、無事契約となった。
ベストの選択かは分からない。いくつか見た物件の中で条件ごとに星を並べて総合評価して決めた、っていう感じか。すべての希望はやはり満たせない。
一人で住むならどこでも良いのだが、やはり家族持ちとなると考えねばならないことが多かった。
とにかく、我が家は与えられたものに対してはポジティブに考えよう、という感じなのできっといいことがある、と考えている。入居はもう少し先。

参考までにWEBで検索するサイトもある
http://www.immobilienscout24.de/de/finden/wohnen/index.jsp
もちろんドイツ語のサイトだが、ブラウザを翻訳可能にしておけば何とか推測できる。
家賃については純粋な家賃+暖房費(冬、循環させる熱湯で部屋を暖める場合の熱湯代など)で考えるようだ。

ご挨拶

日本では設計者を目指して入社した会社で生産技術エンジニアをやっていました。
社命によりこのたびドイツに赴任となり、人生の転機となりました。家族も帯同するため仕事以外の手続きも多く、備忘も兼ねてこのブログに記載しておこうと思います。
仕事の内容についてはいろいろと面倒なこともあるためそれ以外についての記載となります。