2011年6月20日月曜日

住む所

赴任前に出張が数回あり、その際住む所を探した。
赴任後では忙しくて探せなかったり、ホテル暮らしが長いのも経費的に大変、ということもあった。
出張中ということもあり、極短期間での探索、アポ、訪問、とあわただしく回りその中から条件を絞って悩んだあげくに決めた。
決めた、のだが、なんと決まらなかった・・・ドイツでは住人よりも大家の方がかなり権限が強いようで、一定の募集期間の間にオファーがあった人から都合の良い人を選ぶ、ということのよう。需給のバランスにもよるのかもしれない。
大家としては
・信頼のある会社に勤務している(ちゃんと家賃を払ってくれる)
・長期にわたって住んでくれる(安定収入になる)
・安心できる人である(壊されたりしない)
などから選ぶのではないか、と推測する。
まあ、ドイツにも知られている会社に勤務しているつもりであるし、1、2年で帰るわけでもないのでかなり優良な住み手ではあると思うのだが、この物件、大家から断られてしまった。
まあ、「ようこそドイツへ」ってことかな、と割り切る。振り返っても良いことは一つもない。

そういうわけで、赴任後に改めて探すこととなった。
その間はホテル暮らし。ホテルといっても経費節約のため毎日クリーニングも入らないようなアパートホテルだ。タオルも週に2回しか替えてもらえない。耐える時、と考えよう。
それにしても狭い。耐えよう。。

ところで、どうやってアパートを探すか、だが、なんとか会社が手伝ってはくれるのだが、希望に合う物件が少ない。
・家族の構成人数(子供あり)による部屋数
・子供の学校に通える所
・会社にほどよく近い
は最低限としてもドイツではなんと、キッチン付きの物件がほとんどない。
最初聞いたときは「は?」と理解できなかった。ドイツ人はキッチン持って引っ越すのか?未だ理解できず。
この段階で物件の数はほぼ10分の1になる。その中から場所、広さ、駐車場有無、地下か路駐か、環境など優先順をつけていくしかない。
築年数もびっくりするようなものがごろごろ。1900年に建ちました、って書いてある。きっと数年の誤差込みだ。
ドイツでは大きな地震も無いし戦争で壊れてなければ平気で100年以上建っている物件が山ほどある。
大まかには
・戦前から建っている100年物件
・戦後に建った東西ドイツ時代のもの
・比較的新しいもの
といったところ。勤務地は旧東ドイツ地区であるため戦後の旧東ドイツ時代のものはあまり質が良くない。
そんな中から、探したタイミングで出てきた物件、大家さんの思惑などから見学してから決めるまでに期限を切られたり、といろいろと条件が錯綜し、出張時のような他人に決まる、ということもあり得る中で何とか住む所を決め、大家さんからもOKをもらい、無事契約となった。
ベストの選択かは分からない。いくつか見た物件の中で条件ごとに星を並べて総合評価して決めた、っていう感じか。すべての希望はやはり満たせない。
一人で住むならどこでも良いのだが、やはり家族持ちとなると考えねばならないことが多かった。
とにかく、我が家は与えられたものに対してはポジティブに考えよう、という感じなのできっといいことがある、と考えている。入居はもう少し先。

参考までにWEBで検索するサイトもある
http://www.immobilienscout24.de/de/finden/wohnen/index.jsp
もちろんドイツ語のサイトだが、ブラウザを翻訳可能にしておけば何とか推測できる。
家賃については純粋な家賃+暖房費(冬、循環させる熱湯で部屋を暖める場合の熱湯代など)で考えるようだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿