2011年7月24日日曜日

ドイツで家具を組み立てる

食卓用に椅子とダイニングテーブルを買った。IKEAではないのだが、組み立てるか組み立てたのを配送するか選択可能で値段を見ると結構組み立ててもらうと高いので自分で頑張ることにした。
家族の人数分の椅子と、食卓を組み立てた。とりあえず終わったので、ワインを飲んで自分にご苦労さんを言う。

これが活躍してくれたBOSCHの電動ドライバー。先っぽはいろいろと替えられてプラス、マイナスねじはもちろん、ヘックスやトルクスも可能。
ドイツではこういった工具はDIYショップにたくさん並んでいる。基本、お父さんが活躍する場面なのかもしれない。最初、安物を買ったら机一つ組み立てる前に壊れてしまったので、BOSCHのを買い直す。日本でも売っているようだが、比べるとちょっと日本より高かったかも。

で、写真にあるように椅子を5脚作ったのだが、ドイツ家具の品質はいまいちだ。。ほとんどバラバラで運ばれてきたのだが、椅子についてはちょっとだけ組まれているが基本自分で全部やる状態。
で、構造的には、いくつかの部品を雄雌に切られた穴に合わせて組み立てていき、木ねじできっちり固定する、というもの。
まずは、この雄雌の穴と突起の加工が全くだめ。
次はねじの品質がだめ。。
雄雌の所は、場所によってはめあいの状態が全然違うし、5脚それぞれでも違う。機械工学的にははめあいは等級で決められていて、ゆるゆる、から入ったら最後抜けません、というところまでいくつかある。で、用途によって使い分けるわけだが、この椅子の場合、使い分けられているわけではなく、用途は同じなのにはめあいの度合いが全部違う。
で、頑張って仮組みし、木ねじで固定する。木ねじの品質が悪く、全部入り切るよりも先にねじが馬鹿になる。ゆるめることもできず、先に進むこともできず。。
木の堅さとねじの相性から締まりきるまでどのくらいの強度が必要かは分かりそうなものだが、ほとんどすべてのねじが締まりきる前に馬鹿になってしまった。
座る部分の切り欠きの加工もいまいちで切り欠き通りに組み立てると左右非対称なできになってしまった。
また、一部のねじはねじを隠すための化粧用の穴ふさぎがあったのだが、これもはめあいがめちゃくちゃですっきり入ったり全く入らなかったり。
まあ、家族で座って食事をする分にはがたがたしない、とか壊れなければいい、のだが、製品としてはいただけない。全くだめだ。組み立てた状態で配達してもらったらこの部分は頑張って組み立ててくれたのかな??自分のやり方の問題ではなさそうだし。
まあ、何とかできたのでワインを飲んで自分にご褒美。
早く家族みんなで食事したい。

0 件のコメント:

コメントを投稿